組合員(全住民)が負わなければならない責務の内容、共同負担、共同責務並びに
組合員が知っておかなければならない事項。
市道への移管には下記の箇所の不備を修繕したり、市の適合基準に合わせなければなりません。問題点をすべて表記いたします。
1. 道路の管理と補修必要箇所の補修(総延長2,600メートル)
2. 50年以上経過し老朽化した3箇所の橋の管理
現在のままでは組合が橋の架け替えもしなかればなりません。
3. 道路下に埋設されている雨水管の管理(総延長1,500メートル)
雨水管の埋設箇所の全体図面が存在しない。
雨水管の一部が個人私有地の下を通過している。
34箇所の雨水管点検用枡の粗雑な造りである。
枡の地表部分の面積はまちまちです60cm平方から1m平方。
深さ1.5メートルほど。雨水管は地下1メートル辺りを通過している。
34箇所に及ぶ枡上の四角状鉄蓋の老朽化と車輌通過時の騒音問題。
車輌通過時に鉄蓋が跳ね飛ばされる可能性も指摘されている。
四角状の鉄蓋が重いので大丈夫と思われるが保証はない。
多くの雨水管は天候にも左右されるが普段は空水時が多い。
一部雨水管は地下水の通り道になっており常時通水している。
4. 急傾斜地の管理(道路と一筆で登記されている)急傾斜地も大問題です。
道路移管の最大の問題となる可能性があります。
最後まで取り残されると誰が急傾斜地の管理をするのか難問中の難問です。
急傾斜地危険区域指定箇所は兵庫県西宮庁舎の土木事務所が管理しています。
県は管理するだけで傾斜地の所有は組合下の管理会社にあります。
樹木の伐採は組合でしなければなりません。
5. 専用水道時に使用されていた取り残された設備の問題が2箇所あります。
多くの住民はこの残されている問題箇所の存在を知らないでいます。
第一の問題箇所(地図の場所)
この地区の最上部に剣谷川から引き込んで来た水を貯める簡易貯水槽2槽あります。この水を専用水道として消毒し浄化してA地区住民に配給されていました。
水道設備の市への移管時に既に市の水を給水されていた地区をB地区と言います。専用水道から給水されていた地区をA地区と呼んでいました。
B地区各戸8万円、A地区各戸89万円を負担して移管が完了しました(2006年)そのときの浄化用設備と建屋と給水槽が残されたままであります。給水槽(コンクリート造り)は現在消火用水として利用されています。
第二の問題箇所(地図の場所)
菅原前会長宅の道路向いにはコンクリート製の給水用建屋があります。
扉がありますので道路からは内部は見えませんが(写真資料添付)直径2メートル、深さ2メートルほどの深さの2つの丸水槽があります。涌き水がいつも満々と貯水槽一杯にたまっています。あふれた水が常時、浜氏宅の側溝を通じて雨水菅に流れ落ちています。防火用水として利用されることとなっています。
防火用水としての水槽はいづれ西宮市消防局に移管しないといけませんが、測量をしないといけないし消防局が移管を受け入れるかは現在不明確です。消防局とは移管については一度も協議したことはありません。
6. 道路カーブミラーの破損箇所修理(高さはミラー下部で2.5メートル確保)
7. 老朽化しているガードレールの修理又は新設
8. 各家の側溝のL字型側溝は市の適合基準に合っていない。
側溝はU字溝でないといけない。
9. 各戸の側溝上にあります構造物撤去や駐車場前、玄関前の路上の盛り上がった箇所を道路と平行に平らにすること。
10. 不測の事態に関して組合が責任を追求される可能性のあるもの
1. 道路不備によることが事故原因である場合の訴訟の可能性。
2. 急傾斜地の自然災害などによる崩落危険。生命財産の危険性。
3. 3か所の橋の崩壊(建設後50年経過)。生命の危険性。
4. 雨水管破損(埋設後50年経過)及び道路陥没危険(埋設後50年経過)。生命の危険性。
11. 苦楽園道路管理組合の最終目標は市道移管である。目標達成の行程と障害。
組合管理地区の全道路の市道への移管である。そのための道路土地測量の実施、全戸との境界地確定作業、そして行き止まり道路、階段部分、急こう配部分、4m未満 幅員部分、このような市道条件の基準を満たしていない道路箇所の問題、道路下埋設雨水管の老朽化改善、道路舗装老朽化改善などの条件を整備してのちに、市議会において移管承認を得ないといけないと指導されている。
12. 道路管理の現状。組合員数約265所帯(不在地主含む)、在住者数約750人
西宮市最大の私道路である。